我が家に猫がきました。

ちょっとお仕事と関係ない話しをさせてください。

我が家に猫がきました。猫を飼うなんて、考えていませんでした。長男がずーっと欲しがっていましたが、面倒見れないときにやっぱり私がみなきゃだろうし、無理だなーとおもっていました。でも、なんの因果か、お友達のところで預かった猫を、うちが譲り受けることに。はじめの猫は女の子で、シャナといいます。そして立て続けにまた拾われた猫の飼い主を探していると言われ…こちらも女の子で、鼻と肉球がサーモンピンクなのでベニシャケといいます。これからたまに、猫の話題もはいってくるかもしれません。お許しくださいm(__)m。

そして猫を通して感じたことをすこし書かせてください。我が家は人間の子どもが3匹、じゃなくて3人います。長女がはじめにうまれ、長男、次男です。一人目の子どもはこちらも女の子でしたが、お腹の中から猫のように激しく、動き回っていました。肋骨が折れるかと思うほど、本気で痛くて涙が出る程蹴られました(笑)そして、夜中に破水して、初産なのに5時間ほどで生まれました。生まれてすぐも、ベッドの柵を蹴っていつの間にか天地逆転するほど動いていました。母乳をあげて、20分ももちません。寝たと思っておくと、すぐに泣きます。ずーっと抱っこしていました。夜中も泣いて、ずーっとおっぱいを飲んで、昼間もずーっと泣いて飲んでいました。間隔なんて定まりません。健診で、足りないのかもしれませんね。と言われ心配になりました。でもめちゃくちゃぷくぷく太っていました(笑)半年くらいまでに寝返りをするはず、と言われましたが、一度も寝返りをせずに1歳になりました。健診で、寝返りしないの心配ですね?と言われましたが、すでに歩いていましたw。そんなこんなで、心配と不安と疲労の初めての子育てをして、2歳半のときに長男が誕生しました。こちらは大人しくてずっと寝ています。起こさないとおっぱいを飲まないほど。長女は、弟のやることをすべてマネしました。哺乳瓶に牛乳を入れて飲む、赤ちゃんベッドに寝る、抱っこは自分が優先。私は疲れて、お姉ちゃんにつらくあたってしまった。唯一、パパだけは自分だけを抱っこしてくれる人ということにして、パパはいつも長女をだっこしていました。猫の話にもどりますが、2匹目の猫が来たとき、1匹目の猫が物凄く怒っていました。それはそうです、突然アカの他猫が我が家に勝手に入ってきたのです。あの時の、長女の気持ちを今になって物凄く考えました。突然来た弟を、受け入れられるわけないよね。自分が一番かわいがられていたのに、すぐにお姉ちゃんになれるわけないよね。そのせいで、たくさん怒ってしまってごめんね。もう20年前の話ですが、今になって鮮明に重ね併せてしまいました。自分を一番見てほしいのに、弟を可愛がってしまった。なんとなく反省はしていたけど、猫のおかげで心からごめんね。と思いました。だからもう、長女猫に寂しい思いをさせないように、毎晩一緒に寝て、褒めて撫でてあげる。あの時心からできなかったことを、猫を通してやってあげよう。猫を通して改めて気付かされたこと。うっすらではなく、はっきりと思い出して、本当にごめんね、と思いました。長女はいま、二十歳をすぎて立派な社会人になりました。そしていまも、ママ大好き、と言ってくれる優しい娘です。そんな娘がシャナの気持ちを一番わかってあげられるんだろうな。もし娘がこどもを産んでくれたときは、この話をしたいと思います。たかが猫ではありませんでした。ありがとう。そしてみんな、大好きだよ。